この記事の要点
賃貸仲介の開業でつまずきやすい方には、4つの共通する動き方があります。 これまでの人脈を活用しない、1〜2件の経験で過信して難しい案件を一人で対応してしまう、すぐに案件が取れると考えている、新規開拓の活動を続けられない。この4つです。 特に人脈をどう使うかは、最初の経験を積むスピードを大きく左右します。 ただし、活動量によって結果は変わるので、「依頼すれば必ず案件が獲得できる」というものではありません。
「お願いすれば案件は獲得できますか」と聞かれることがあります。
私は2015年から不動産仲介に携わり、オフィス専門の仲介会社で事務所・店舗の仲介を数多く経験してきました。 現在は独立し、これから賃貸仲介を始める方への伴走支援を行っています。 これまでの経歴は プロフィール にまとめています。
賃貸仲介の開業でつまずく理由は、法律知識の不足や資金繰りの悪化など、ネット上でもよく紹介されています。 この記事では、そうした一般的な話ではなく、伴走支援の中で実際に見てきた「つまずきやすい人の動き方」を書きます。
この記事で紹介すること
- これまでの人脈をフル活用しない人
- 1〜2件の経験で過信し、難しい案件を一人で対応してしまう人
- すぐに案件を獲得できると考えている人
- 新規開拓の活動を継続できない人
これまでの人脈をフル活用しない人
賃貸仲介は、住宅・事務所・店舗のすべてに対応できるようにしておくと、仕事のつながり以外からも案件が来ることがあります。
友人の引っ越し、友人の友人が店舗を開業する予定、友人が勤めている会社の移転検討など、意外なところから相談が回ってくることがあります。
ただ、不動産が未経験だったり、まだ自信が持てていなかったりする方ほど、こうした自分の人脈に頼らない傾向があります。
新規での案件獲得には、どうしても時間がかかります。最短で経験を積めるのは、今の人脈です。経営者の知り合いがいなくても、コミュニティや友人とのつながりが多い方ほど、早く案件を獲得できているという印象があります。
実際に、以前からの人脈をきっかけに事務所の案件を受け、その後さらに別の不動産相談へつながったケースもあります。詳しくは オフィス仲介の案件はどこから来るか|人脈をフル活用する で紹介しています。
1〜2件の経験で過信し、難しい案件を一人で対応してしまう人
住宅や事務所の案件を1〜2件経験しただけで、ある程度できると感じてしまう方がいます。
実際に、住宅や事務所を数件経験した後、店舗案件を一人で進め、契約後にトラブルとなり、損害負担の話まで発展しかけたケースを見ています。
店舗仲介で確認しておきたい点は 店舗仲介で気をつけたいこと|契約前の確認事項と未経験で始めるリスク にまとめています。経験が浅い分野の案件が来たときほど、一人で抱えず、経験者や外部に相談できる体制を作っておくことが大切です。
すぐに案件を獲得できると考えている人
開業すれば、すぐに案件が取れると考えている方も少なくありません。
実際には、新規での開拓には時間がかかります。すぐ取れると思っていると、1〜2ヶ月で結果が出ないことに焦り、営業方法を次々に変えてしまうことがあります。
新規開拓の活動を継続できない人
伴走支援をしていると、最初の1〜2週間は交流会や物件開拓に動いていたのに、反応がないまま活動量が落ちてしまう方をよく見ます。
「案件が取れないこと」よりも、「想定より時間がかかったことで活動を止めてしまうこと」のほうが問題です。
やり方を知っていても、続けなければ結果にはつながりません。案件が獲得できるかどうかは、方法そのものより、活動を続けられるかどうかで大きく変わります。
賃貸仲介の開業でよくある質問
お願いすれば案件は獲得できますか?
私自身が途切れずに案件を獲得している方法をお伝えしています。ただ、これは必ず獲得できる方法ではなく、どれだけ活動されるかによって結果は変わります。
未経験でも賃貸仲介で開業できますか?
経験がなくても始められます。ただ、最初の案件をどこから取るか、経験が浅い分野にどう向き合うかで、その後の進み方が変わります。
一人で開業しても大丈夫ですか?
一人で始めること自体は問題ありません。ただ、経験の浅い分野の案件が来たときは、一人で抱えず、経験者や外部に相談できる体制を作っておくことをおすすめします。
案件はどれくらいで獲得できますか?
すぐに獲得できると考えないほうがいいです。新規の開拓には時間がかかります。既存の人脈からのほうが、早く経験を積めることが多いです。
つまずかないために、開業前に何をしておくべきですか?
これまでの人脈を棚卸しすること、経験の浅い分野の案件にどう向き合うか決めておくこと、そして案件獲得の活動を続けられる計画を立てておくことです。
賃貸仲介の開業でつまずかないために
賃貸仲介の開業でつまずく方には、人脈を活かせていない、経験の浅い案件を一人で抱えてしまう、すぐに結果が出ると思い込んでいる、活動を続けられない、という共通点があります。
どれも、やり方を知っているかどうかより、実際にどう動き続けるかの問題です。
私が行っている伴走支援では、経験の浅い案件で確認漏れが起きないよう一緒に進めながら、案件獲得の活動も継続できるようサポートしています。
開業後に案件がない状態を、紹介できる物件・顧客との接点・提案の進め方の3つに分けて見直す方法は 不動産開業後に集客できないとき|案件獲得に向けて見直す3つのポイント で紹介しています。未経験で開業する前に準備しておきたいことは 未経験で不動産会社を開業する前に|営業と賃貸仲介で準備しておきたいこと にまとめています。反対に、案件が増えてきたことで新規開拓が止まってしまう場合は、 一人で不動産会社を開業するときはどう動く?営業と賃貸仲介の案件対応を回す方法 で、営業を止めない仕組みの作り方を紹介しています。
これから賃貸仲介を開業する方へ
「案件をどう獲得すればいいか分からない」 「経験の浅い分野の案件で不安がある」 という方は、現在の状況をお聞かせください。 初回のご相談は無料です。

